ムービーは人生のナリッシュメント

今迄、鑑賞した映画とお勧めしたい作品

2020年12月23日(水)

■変わった画のアクション作品を観たい時に見るべき映画

 <300>スリーハンドレット

 (古代ローマ時代のスパルタカスグラフィックノベルを映画化した作品。画がモノクロームっぽい作品だが古臭さを感じさせず、部分的にカラー部もあり、良い雰囲気に仕上がっている。内容は少し残虐描写もあるが、比較的普通に万人受けする内容となっている。絶対的不利な状況から勝利を掴む物語で物語中の没入感もハンパない。見たことが無いのなら、是非ご覧になってはいかがだろうか?)

 

 

■絶体絶命的な状況のアクションを見たい時に見るべき映画

エイリアン2

 (エイリアンシリーズは正統作品として6作出ているが、このエイリアン2はこの当時の作品としてはVFX、ストーリーとしても類まれなる良作だった。監督はジェームズ・キャメロンなので緻密に計算された手法ならではの撮影技術で素晴らしい作品となっている。前作の「サイレント・ホラー」から見事にアクション巨編へと作品を昇華させている。単体でも最高に手強い相手を多数多群出演させることで、前作を観ている観客からすれば、絶望的状態の中でストーリーは進行していく。意外なストーリー上の人物の展開もあり、退屈させない作品に仕上がっている。)

 

 

■アクションも観たい、ヒューマンドラマも観たい時に見るべき映画

ターミネーター2

 (前作の冷血無比な登場人物から一転、人間臭い演出となった作品。肉体派で体だけかと思われていたシュワルツェネッガーの代名詞にもなった作品。少年時代の多感な時期に父親の様な暖か味を人物に重ねた描写が観る人に共感をもたらし、好きになるのではないでしょうか?当時としては最高のVFXであり、続編も多数、リブート作も含めて制作されているが本作が圧倒的に良作だと言い切れます。2から観ても楽しめますが、1から観る事をお勧めします。1とのターミネーターの性格のギャップが凄い。)

 

 

■ハラハラしたい時のサスペンス映画

太陽がいっぱい

 (古い映画です、1960年代フランスの作品です。後に1999年に「リプリー」と言う作品でリメイクされています。「リプリー」の方が原作に近いとされていますが、こちらの「太陽がいっぱい」も私自身、大差無い様に思われます。「太陽がいっぱい」の方は若かりしアラン・ドロンも出ているので珍しいし、美青年なので女性にはオススメかも知れません。何もかも上手く行っていた筈の完全犯罪がひょんなミスで明らかになるシチュエーションが観ている側にはハラハラ、ドキドキです。古典作品ですが、未見の方はいかがでしょうか?)

 

 

■童心に戻った様な気分が味わいたい時に見るべき映画

ビッグ

 (トム・ハンクス主演のファンタジックな物語です。少年があるサーカスのゲームで大きくなりたいと願った所、帰宅して一夜明け、目覚めると体が成人になってしまいます。その状態で数日過ごすことになりますが、親友には事の成り行きを白状し、理解を得ます。会社勤めを始め、子供の感性が重宝され、勤め先で女性と恋に落ちます。しかし実家では家族が息子の行方が不明だと心配します。主人公は両親と恋仲の女性との両天秤で現状どのようにすべきか葛藤します。少年の決断は如何に?と言うのが大まかなストーリーです。子供の感性を表現されているシーンは童心に戻った様な感じになります。オススメです。)

 

 

■難解な何度でも観てしまう作品を観たい時に見るべき映画

メメント

(2000年に公開された作品。撮影手法が斬新、特殊で観る側で色々な解釈が出来る、特殊な作品。ある出来事がきっかけで記憶障害を持つ主人公を追って物語が展開します。この作品が特殊なのは物語が終わりから始まる、所謂、結末から逆に話が展開していく点です。一度観ただけでは、話の内容が掴みにくい作品だと思います。世間では難解な作品だと言われていますが、本当に観る側の解釈によって判断が分かれる作品だと思います。実際、私も何度も観ました。観る度に解釈が色々と変わります。スルメの様な作品です。)

 

 

■意外なトリックを体験したい時に見るべき映画

F/X引き裂かれたトリック

 (ブライアン・ブラウン、有名な所では「カクテル」に出演していた俳優が主演の作品。ダグラス・コグラン役、トム・クルーズの師匠役を演じていた俳優。特殊メイクの達人が殺人事件に巻き込まれて特殊メイクを駆使して事件を回避する物語。TVの洋画ロードショウで観たのが初見。無名俳優ばかりだったので期待せずに観たが、非常に楽しめた作品。続編もあり、発想が面白い作品。現在では物足りないが公開時の約30年前は斬新でした。興味のある方は、是非観て下さい。)

 

 

■警察という国家権力のありがた味を感じたい時に見るべき映画

真夜中の処刑ゲーム

 (この作品は特に有名な俳優さんは出演していません。ジャンル的にはB級映画の部類に入るのかも。私が小学生の頃にTVの洋画劇場で観ました。もちろん、次の日学校に行くとこの作品の話で盛り上がりました。ある街で警察が一日ストライキを起こして機能しない日の出来事を描いています。強盗、殺人を防ぐ為に自警団を組織しますが、街の中で小競り合いを経て街を巻き込む抗争に発展してしまうストーリー。自衛するために街の住民が色々なアイデアで対抗して行くと言うストーリー。このアイデアがすごいなぁと子供心に焼き付いたのを覚えています。意外と面白く、30年以上たった今でも心に残っています。機会があれば、ご覧になられては?)

 

 

■壮大なファンタジーストーリーにハマりたい時に見るべき映画

ロード・オブ・ザ・リング

 (超有名、「指輪物語」が原作の作品。上映時間は3時間と長いがエクスデンテッド版はさらに30分長い、本当に長編。劇場では未見で家でブルーレイ版を観たが、あまり時間を感じさせない内容でした。全3部作で初めの物語でもある「ホビット」もあります。こちらも3部作。VFXもかなり駆使されていますが、クリエーター性が凄い。元は小説なので実写化した想像力、架空の多部族の表現性。ファンタジー好きなら観ておいて損はありません。2作目の橋の上の戦いも印象深く残っています。)

 

 

■キュートで逞しい女性の映画を見たい時に見るべき映画

チャーリーズエンジェル

 (近年、リブート作もありますが、2000年の作品がオススメです。キャメロン・ディアスルーシー・リュードリュー・バリモアが主演のアクション作品。元々はアメリカのTVシリーズから始まっているのですが、TV版と比べると格段にアクションスケール、笑いがパワーアップしていて格段と別物となっています。明るい雰囲気でスカッとしたい時に観れば最高にハマると思います。続編もあり、変わらずオススメです。)

 

 

■トラウマ的な恐怖体験をしたい時に見るべき映画

ホステル

 (3作目までありますが1作目しか観ていません。というか内容、映像が衝撃過ぎて観る勇気がありませんでした。話は若い二人組の男の子らがバックパッカーをしながらヨーロッパを旅していた時に起こった出来事がストーリーです。つい、下心を出してしまった男の子達が体験する地獄の様な出来事が非常に怖い体験です。映像もさる事ながら、描写、ストーリーも衝撃的です。俺は怖いもの知らずだと豪語される方は是非観て感想をお聞きしてみたいです。)

 

 

■時間を巻き戻したい時に観るべき映画

ミッション 8ミニッツ

 (ある電車事故で死亡した乗客の死の直前8分間の記憶を読み取る研究を発明した科学者らの研究成果と現実、非現実が曖昧な境界線の上での物語となっている。「メメント」と同じく、一度観ただけでは理解しづらいかも知れない。脳の組織に関しては具体的に解明されていないので、まだまだ未知の部分である。その行程を題材にして作られている作品。発想と着眼点が新しい作品。興味のある方は是非観ていただきたいです。)