ムービーは人生のナリッシュメント

今迄、鑑賞した映画とお勧めしたい作品

2021年1月13日(水)

■状況が一変するサスペンス作品を見たい時に見るべき映画

パーフェクト・ゲットアウェイ

(2009年の作品。主演はバイオハザードシリーズで有名なミラ・ジョヴォヴィッチです。新婚旅行先で体験する出来事を描いたサスペンスもの。最後は意外なラストで仰天します。綺麗な風景、バカンス気分を味わえるロケーションとなっています。ホラー要素は皆無で恐怖ものが苦手な人でも楽しめる内容となっています。ミラ・ジョヴォヴィッチは美人な女優ではありませんが個人的にはアクション作品が似合う女優だと思います。バイオハザードの様に銃撃戦は無いですが楽しめる作品となっています。)

■男の渋さを持つ配役陣が出演している作品を楽しみたい時に見るべき映画

エンゼルハート

(1987年の作品。主演は若かりし頃のミッキー・ローク、丁度「ナインハーフ」と言う主演作品がヒットした後の作品でした。もう一方は往年のカメレオン俳優、ロバート・デ・ニーロです。少し黒魔術系の話が出て来るのでホラー作品と思われがちですが、刑事もの、サスペンス作品となっています。ミッキー・ロークも当時40代。若々しくセクシーさが漂っています。正にハードボイルド作品の雄と言ったところでしょうか。内容は殺人事件を巡る物語と容疑者の意外な事実が語られると言う内容です。雰囲気は全体的に暗いです。昔、休日の昼間、雨降り天気の中、ビデオ鑑賞をしていたので一層暗い作品だなと思った記憶があります。でもミッキー・ロークは渋かったです。近年、「シンシティ」「レスラー」など太ったイメージがありますが、当時の彼はシャープでダンディです。興味のある方はチェックしてみて下さい。)

■ありえそうなシチュエーションのサスペンス作品を見たい時に見るべき映画

アンノウン

(2006年の作品。主演はリーアム・ニーソン。「96時間」で名が売れてきたころの作品。あまり馴染み無いかも知れませんが、彼は精力的に色々な作品に出演をしている実力派俳優です。この作品は、ふとした旅行先の事故で記憶喪失になってしまった男の物語。極上のサスペンス作品として楽しめます。脳のメカニズムは技術の発展した現代でも解明されていない部分があるので、記憶喪失と言うのはある意味サスペンス作品に対しては絶好の材料なのでしょう。この作品、楽しめます。普段でも気を付けなければならないですが、事故、頭への衝撃には注意しましょう。)

羊たちの沈黙の様な作品を楽しみたい時に見るべき映画

コピーキャット

(1995年の作品。主演はシガニー・ウィーバー。サスペンス、スリラー作品です。講演会場のトイレで暴漢に襲われた犯罪心理学者が連続殺人事件のプロファイリングを引き受けた事で昔、襲われた暴漢との関連性を見出していくと言った内容です。まだシガニーが40代の頃の作品です。アカデミー受賞作「羊たちの沈黙」と似た感じの作品だと感じましたが、本作は「羊たちの沈黙」よりも後発ですがパクリ作品では無いです。独自の世界観があり、違った作品に仕上がっています。興味のある方はチェックしてみて下さい。)

■追われるドキドキ感を味わいたい時に見るべき映画

エネミー・オブ・アメリカ

(1998年の作品です。当時は携帯にメール機能が付き、PCを使用せずにメールが打てるという事で、一気に携帯電話が普及し需要が高まりました。この作品も衛星から監視されるというシチュエーション。今となっては珍しくありませんが、当時は革新的で目新しい技術でした。衛星からのカメラ技術も当時の技術背景を参考にしているのでショボいですが、流石はトム・ランシー原作、ノンフィクション作品ですがリアリティー溢れています。主演のウィル・スミスも当時売り出し中の俳優でした。内容は、ある弁護士が国家安全保障局の長官から追われるという内容の物語です。当時は追跡能力がすごいなぁと思いましたが現代はそれ以上に凄い技術に変化しています。アナログ感は否めませんが興味のある方はチェックしてみて下さい。)

■原作とは異なるビジョンの有名作品の映画を味わいたい時に見るべき映画

シャーロック・ホームズ

(2009年の作品。「アベンジャーズ」のアイアンマンがシャーロック・ホームズを演じています。しかも武闘派として。続編もあり、気軽に楽しめるアクションミステリー作品となっています。相棒役のワトソンはジュード・ロウ。今迄のシャーロック・ホームズのイメージを一変させる作品となっています。シャーロック・ホームズと言うと寡黙な知的な紳士をイメージするのですが、本作のシャーロック・ホームズはアクティブなイメージで従来のイメージではありません。笑い処もあり、非常に楽しめるアクション作品に仕上がっています。是非、御覧になって下さい。)

■密室で繰り広げられる演技合戦の作品を味わいたい時に見るべき映画

十二人の怒れる男たち

(1957年の作品で私が見たのはリメイク前の白黒作品です。ヘンリー・フォンダ出演の作品。父親殺しの罪で裁判の陪審員達の評決に達するまでの様子を描いた作品。陪審員室と言う密室の一室で行われる。密室内一室で繰り広げられる評決に対する論争、演技合戦は見ものです。古典作品ですが、近年リメイクもされ永遠の名作です。私が高校時代に先生に教えてもらい、見たのがキッカケです。興味のある方はチェックしてみて下さい。)

ソ連発の変わったSFアクションファンタジー物を見たい時に見るべき映画

ナイト・ウォッチ

(2004年の作品です。原作小説は全3部で映画は2作品発表されています。残念ながら3作品目は企画していたらしいですが、映像化自体の計画が頓挫した様です。しかしこの作品アメリカ映画とはまた違ったテイストがあり魅力的です。15年以上前の作品なのでVFXの印象は少し粗いと感じるかも知れませんが、モーフィングシーン等は今見ても通用すると思います。2作目、話途中で終わってしまう作品ですが面白いダークファンタジー現代版という感じです。興味を持たれた方は、是非ご覧になって下さい。)

■適度にアクションのある事件を解決する現代の刑事ものを見たい時に見るべき映画

マックス・ペイン

(2008年の作品。マーク・ウォールバーグ主演の作品。原作はゲームソフト。謎めいた殺人事件を解決すると明かされる真実とは?と言った内容です。元ネタはゲームソフト。ガンアクション演出もさながら、見どころのある作品となっています。気軽に楽しめるアクション作品となっているので、興味のある方はチェックしてみて下さい。レンタルDVDで見たのですが、映像が綺麗に感じたのでブルーレイディスクを購入して再度見た作品です。オススメです。)

■体内の構造を視覚的に感じたい時に見るべき映画

インナー・スペース

(1987年の作品です。デニス・クエイド主演の肉体の内面を舞台としたアクションアドベンチャー作品。当時、VFX技術の素晴らしさに感動したものです。笑いもあり古い作品ですが現在でも違和感なく楽しめる作品です。小さくなって体の中を移動する、普段見る事の出来ない風景を見事に映像化しています。現代に於いては珍しくない作風かも知れませんが、当時は革新的映像でした。家族で見ても楽しめると思いますので是非、御覧になって下さい。)

■傑作サスペンス作品を見たい時に見るべき映画

アイデンティティ

(2003年の作品。主演はジョン・キューザック。大雨で身動きが取れなくなった男女11人がとあるモーテルに足止めされていた。その中で起こる連続殺人事件。その背後には11人共通のある点があった。と言うのが大まかな話の内容。当時大ヒットして話題になりました。現在見ても色褪せずに見られます。傑作です。未見の方は是非、見て下さい。サスペンスの定番作品です。話の内容もピカイチです。)

■見終わった後、不快な気分になる作品を見たい時に見るべき映画

オールド・ボーイ

(2003年の韓国映画作品。原作となる漫画本も存在し、ハリウッドでもリメイクされています。私が見たのは2003年度発表の韓国映画版です。見終わった後、なんとも言えない不快感を残す作品でした。理由も分からずに誘拐され、15年間監禁されていた男が解放される。その理由と監禁した奴らに復讐する為に奔走する話です。当時、このストーリーに魅了され作品を見ました。結果、違った意味合いで印象に残る作品となりました。後から知ったのですが、バッドエンドは韓国映画の特徴らしく、この作品に限った事では無いとの事です。見る側の心持もあると思うので興味のある方は御覧になって下さい。)

西洋文化のヒーロー像の違いを知りたい時に見るべき映画

ウォッチメン

(2009年の作品。アメリカンヒーローものだが、日本のヒーロー像と違い西洋のヒーローは必ずしも勧善懲悪ではない。この作品はその様な意味合いでも異文化の違いを知る作品にもなるだろう。ブルーレイディスク版には幾つかバージョンがあり、ディレクターズカット等もある。私が見たのはスタンダード版です。アメコミ物は日本の漫画と違い話の幅が広く、一つのカテゴリーに縛られない話の範囲の話が多いですが、この作品は上手く時間内にまとまる様に作られています。近年、アメリカではウォッチメンTVシリーズも制作される等、根強い人気があります。興味のある方は是非、見て下さい。)