ムービーは人生のナリッシュメント

今迄、鑑賞した映画とお勧めしたい作品

2021年1月28日(木)

■人形劇だが笑いの渦にハマれる作品を見たい時に見るべき映画

チームアメリカ/ワールドポリス

(2004年の作品。欧米の人形劇と言えば元祖「サンダーバード」が私達には馴染み深いですが、本国アメリカでは「サンダーバード」と同じくらい知名度のある作品となっています。国際警察のチームアメリカを描いた作品でパペット達が織りなすストーリーはブラックユーモアたっぷりで性的描写もアリの問題作です。しかし大爆笑です。ハリウッド映画人から政治家、テロリストまで笑い飛ばしてしまう物語は大爆笑間違いナシです。興味のある方は御覧になって下さい。)

■ワイルドな男たちの作品を見たい時に見るべき映画

ヘルライド

(2008年の作品。バイカーチームの争いを描いた作品。製作総指揮はクエンティン・タランティーノなので暴力描写は生々しいです。出て来る俳優陣が癖のある人たちばかりで、男くさい作品に仕上がっています。ライダースファッション好きにも必見の作品かも知れません。近年、話題の海外ドラマ「サンズ・オブ・アナーキー」も人気ありますが、こちらの方が時代を先取りしていたのかも知れませんね。面白い作品なので、機会があれば見て下さい。)

■元祖ホラー作家、原作の長編作品を見たい時に見るべき映画

IT

(1990年の作品。元はアメリカで放映されたTVドラマミニシリーズ。2017年にリメイクされヒットを飛ばしている。当時、ビデオレンタルでレンタルして作品を拝見しました。VHSの時代です。2本組でした。近年はDVD、ブルーレイ化もされています。リメイク版は紹介シーンしか拝見しておらず、本編は未見なので分かりませんが、リメイク作のペニー・ワイズは凶悪そうで怖さが増していると感じました。旧作の方は本当に白塗りピエロ感が否めませんが怖さは変わりません。中々、恐怖心を煽る演出が色々とあり、楽しめる作品でした。少し「スタンド・バイ・ミー」の雰囲気があるなと当時思ったのを覚えています。こちらも原作が同じスティーブン・キングの非ホラー作品なので当たり前といったら当たり前の様な気がするのですが。未見の方、旧作品とリメイク作も見て比べてみるのも面白いかも知れません。是非見て下さい。)

■理不尽なゲームに巻き込まれる異色作品を楽しみたい時に見るべき映画

レベルサーティー

(2006年のタイ映画作品。セールスマン業に従事していた主人公がある日解雇される。しかも自身は破綻寸前の金欠だった。そんな時に携帯電話に13のゲームに参加すると賞金が貰えるという謎の電話を受け取る。本作は2014年にアメリカでリメイクされた作品です。リメイク版はホラー作品というカテゴリーですが、本作はスリラー作品となっています。じわじわと全貌が見えてくる展開にハラハラします。低予算臭は否めませんがストーリー展開は面白いです。DVDレンタルに置いてあると思うので見かけたら是非見て下さい。)

■ムカつきますが実話の噂もある作品を見たい時に見るべき映画

ヒルズ・ハブ・アイズ

(2006年の作品。ホラー作品「カサンドラ」のリメイクとなっていますが核実験が行われた地域の実在の出来事が元になっているといわれている作品です。核の放射能汚染の影響で起こりうる生活形態を軸にした作品です。続編もあり、ムカつきますが見てしまいます。雰囲気が「マッドマックス」の様な作品舞台。続編と続けて見ると楽しめます。住民の容姿、生活状態がある意味ホラーなので食事中以外の視聴をオススメします。中々面白いので未見の方は見て下さい。)

■巨匠アルフレッド・ヒッチコックにインスパイアされた作品を見たい時に見るべき映画

Do you like hitch cock?

(2005年の作品。ヒッチコックへのオマージュ作品ともいわれています。ふとしたキッカケで学生の主人公が隣に住む女性に好意を抱くようになり物語は展開して行く。作品の監督はダリオ・アルジェント。イタリアホラーの巨匠監督です。作品にホラー要素は皆無で、この作品を楽しめたのならヒッチコックの作品を見る事をオススメします。きっと作品を気に入ると思います。機会があれば見て下さい。)

■地味ながらアメリカンコミック界の重鎮を見たい時に見るべき映画

ヘルボーイ

(2004年の作品。近年もリメイクされていますが紹介するのは2004年度版です。監督はギレルモ・デル・トロ。後年、「パシフィックリム」、「ホビット」シリーズを手掛ける作品の細かな設定まで表現する作品ディティールが深い監督です。リメイク作は作品クオリティーのザックリ感が自分自身に合わないと感じた為、いまだに未見です。案の定、興行収入は苦戦したみたいです。地獄の鬼っ子がナチスドイツの時代に現代に召喚され、超常現象捜査官として活躍するストーリーを展開する。コミックは読んだことは無いですが映画作品は楽しめました。続編も制作されているので興味を持たれた方、是非見て下さい。)

ポール・ウォーカーの隠れた作品を見たい時に見るべき映画

ワイルド・バレット

(2006年の作品。「ワイルド・スピード」で一躍有名になった故ポール・ウォーカーの作品。ごみ箱で拾った拳銃を巡る物語。興行収入的には苦戦したみたいですが、クエンティン・タランティーノも絶賛の作品です。少年との絡みも良く楽しめる作品です。「ワイルド・スピード」の様な派手さは無く、地味な作品ですが見ごたえはあります。事故でお亡くなりになりましたが作品の中の彼はいつまでも輝き続けます。興味を持たれた方、是非見て下さい。)

■物語開始時に主人公が殺されるサスペンス作品を楽しみたい時に見るべき映画

ヴィドック

(2001年、フランスの作品。24pのHDCAMのフルデジタル撮影された事でも話題になった作品。この作品が特異なのは物語冒頭で鏡の仮面を被った男に殺されてしまう場面から物語が始まります。この時期、変わった手法で作品を展開する作品が多くなってきた頃です。前年ではクリストファー・ノーランの「メメント」が発表されていますし映像業界の革新の時期ではなかったでしょうか?面白かった作品ですので未見の方は是非見て下さい。)

■映像美革新の作品を見たい時に見るべき映画

インビジブル

(2000年の作品。透明人間が題材になっている作品。発表の時期はプレイステーション2が発売され、爆発的なヒットに伴い、各家庭にDVDプレイヤー普及となるキッカケが生まれました。これにより一気にDVDの普及が進みVHSビデオの終末が訪れました。レンタルビデオもDVDを扱うようになりテープ媒体の衰退が始まりました。現在の様なHDDへのデーター録画は後世になりますが、磁気メディアでは無くDVDメディアへのシフトチェンジが始まり出したのもこの頃です。この作品もVFXが当時凄くてDVDの鮮明な画質に感動した記憶があります。主役を変更して続編も制作されています。当初、透明人間という制作過程のタイトルでしたが近代化を踏まえ「インビジブル」という表現になっています。透明技術を研究していたチームの一人が自らを実験台にして透明人間になり悲劇を引き起こす物語です。特筆するのは透明になる表現が唯、透明になるのではなく細胞レベルから透明になっていくという表現の解釈、VFXが印象的です。近年ハリウッドでも透明人間の作品を制作中との事なので復習する意味合いでも作品を御覧になっては如何でしょうか?)

■現実味のあるスーパーマンを見たい時に見るべき映画

ハンコック

(2008年の作品。主演はウィル・スミス、ヒロインはシャーリーズ・セロン。主人公がスーパーマンだが人々から嫌われている存在という、変わった位置付け設定の物語。よく考えると私たちの知っているスーパーマン、ヒーロー像は知的で常に周りの状況を把握して行動するイメージを持っているが、本作のヒーローはとても人間臭い。事件解決には周りの状況は一切配慮しない。時には甚大な被害を被る場面も。という流れで物語は展開します。ラストにはどんでん返しもあり、面白い作品となっています。未見の方は是非見て下さい。)

■笑いとサスペンスを同時に楽しみたい時に見るべき映画

ホット・ファズ-俺たちスーパーポリスメン!-

(2007年の作品。主演はミッションインポッシブルシリーズで一躍有名になったサイモン・ペッグ、スノー・ホワイトシリーズのニック・フロスト。有能なエリート警察官があまりにも有能すぎる為、周りに煙たがられて左遷されてしまう。その左遷先で新たな相棒と繰り広げるアクション、ブラックコメディ作品。左遷先の平穏な街にひょんなことで裏に潜む闇を目のあたりにするという物語。サイモン・ペッグB級コメディ3部作の2作目にあたる作品でもある。とにかく面白いです。隠れた名作です。未見の方は是非見て下さい。)

タイムパラドックスを交えた作品を楽しみたい時に見るべき映画

12モンキーズ

(1995年の作品。未知のウイルスを題材にしている所は現在のコロナ事情と重なる部分があるかも知れません。舞台は2035年の世界、正体不明のウイルスが原因で暗闇の地下で生活する事を強いられてきた人類。解決の為に時間を超えてウイルスをバラまいた団体、12モンキーズを壊滅させるため時間を越えて解決する物語。物語冒頭のシーンの伏線がラストシーンで回収される作品です。当時、大ヒットした作品です。若き日のブラット・ピットも出演されていますので未見の方は是非見て下さい。)

■CGではない肉体表現の限界を見たい時に見るべき映画

マシニスト

(2004年の作品。主演はクリスチャン・ベールバットマンシリーズを演じる前年の作品。不眠症で1年間眠らなかった男の物語。不眠症で寝ていない為、幻覚を見るようになって起こる事件を描くストーリー。この作品の役作りの為に30キロ近く体重を落として撮影に臨んだ。翌年にあのバットマンを演じているのだから、超人的な役者魂です。ロバート・デ・ニーロも役作りの為に髪の毛を抜いたりとプロ根性は凄いです。奇妙な作品ですがクリスチャン・ベール好きなら必見の作品です。幻想に苛まれる主人公を是非見て下さい。)

■西部劇でのコメディ作品を見たい時に見るべき映画

 バンディダス

(2006年の作品。美女二人組が繰り広げるウェスタンコメディ作品。表題のバンディダスとはスペイン語で女のならず者を意味します。主演はペネロペ・クルスサルマ・ハエックです。西部劇でのコメディものは初でした。1848年のメキシコを舞台に繰り広げられる銀行強盗事件を巡る物語。西部劇は苦手という人にもオススメできます。二人の美女が繰り広げるコメディ作品。是非見て下さい。)

■近年、スピンオフ作品も制作された元祖となる作品を見たい時に見るべき映画

オーシャンズ11

(2001年の作品。20年前の作品ですが、今見ても面白いです。主演はジョージ・クルーニー、ブラット・ピット、マット・デイモンアンディ・ガルシアジュリア・ロバーツ。スター総出演のゴージャスな作品となっています。元作品は1960年の「オーシャンと11人の仲間」のリメイク作品。続編も制作されています。ある詐欺師が仲間を集めてラスベガスのカジノから大金を強奪する物語。豪華俳優陣も見どころですが物語内容自体も古い作品とは思えない程、痛快な物語となっています。未見の方は是非見て下さい。)