ムービーは人生のナリッシュメント

今迄、鑑賞した映画とお勧めしたい作品

2021年1月4日(月)

明けまして、おめでとうございます。本年度も宜しくお願い致します。

 

■まだまだ若い世代には負けないと思った時に見るべき映画

RED

(2010年の作品。引退した各世界のエキスパート集団、超危険人物に指定されているロートル集団が起こす物語。各界隈のエキスパートがチームとなり、現代勢力に対抗して物語が展開して行きます。「さすが玄人、経験値が違う。」という場面が幾つも出てきます。年を取って昔とは違うと感じる世代には共感できる部分が多いと思います。出演している配役陣も決して若くはありません。リアリティーもあり、軽い気持ちで見る事の出来る、アクション娯楽作品です。続編も制作されており、今作同様に楽しめます。)

■近未来、導入される可能性があるかもと不安と期待が入り混じる世界観を感じ取れる映画

TIME/タイム

(2011年の作品。遺伝子操作により歳を取らなくなった人類が各々の時間が通貨価値になる世界での貧富の差とひょんな、きっかけで膨大な時間を手の入れた貧困層の若者を巡る物語。現代社会でも貧富の差は大きくなりつつありますが、そう遠くない未来を暗示させる様な作品です。110分ぐらいの作品ですので、そんなに長くない物語ですが色々な要素が詰まっています。未見の方は、機会があれば是非見て下さい。)

■タイムトラベル物、難解なストーリーを見たい時に見るべき映画

LOOPER/ルーパー

(2012年のこちらの作品もブルース・ウィリス主演の映画です。未来の犯罪組織からの依頼で過去の人物を殺しにやって来た殺し屋を巡るストーリーです。当時、予告編を見た時から見てみたいと期待させた作品です。あらすじは未来からやって来た時空を超えてやってくる殺し屋の話です。タイムトラベルが軸になっているので、話が進むと頭がこんがらがってしまうかも知れませんが楽しめる作品です。難しい内容でも無いので気軽に見れます。是非、ご覧あれ。)

■肉体派のアクションを見たい時に見るべき映画

ランボー

(肉体派アクションスター代表格はアーノルド・シュワルツェネッガーシルベスター・スタローンですが、個人的にはスタローンを推したいです。シュワちゃんも良いのですが、元ボディビルダーとあってか見せる筋肉になっているような感があります。その点、スタローンのランボーシリーズは動く筋肉美が凄いです。その中でも「ランボー」1作目はリアリティーがあり、楽しめると思います。ベトナム帰還兵の主人公ランボーが偏見迫害で田舎町の警察、州兵を巻き込んで物語は展開してゆく。公開当時、私が小学校高学年でした。その後、2作目が中学生、3作目は高校生でした。2、3作目になると超人的な作られたアクション性が高いのですが1作目は派手さも少なく、ドラマとしても仕上がっていると思います。古い作品ですが、原点回帰という事でご覧になられては、いかがでしょうか。)

■漫画的なアクション娯楽作品を観たい時に見るべき映画

トゥルーライズ

(アーノルド・シュワルツェネッガー主演の1994年の作品です。阪神淡路大震災の前に見に行った記憶があります。物語は普通の夫婦と思われている旦那が実はシークレットサービス機関並みの諜報部員の主人が普通の妻を巻き込んで展開する超ド級のアクション娯楽作品です。この作品は日本では正式にブルーレイ化されていません。「アビス」と同じくジェームズ・キャメロンの作品です。私自身DVDのDTSサウンド版を所有しており、見ましたが現在でも通用するVFXでした。「アビス」同様ブルーレイ化していただきたいです。一説によるとキャメロン監督がブルーレイ化に当たって内容、映像美に対してGOサインが出ない為だとも言われているみたいです。今後の発売に期待です。現在DVD版でも劇場で見た感じの迫力は再現されています。TVの洋画劇場とかでも過去に何回か放送されています。興味のある方は是非、見て下さい。楽しめます。)

■変わった世界観のヒーローものを見たい時に見るべき映画

ザ・ボーイズ

(現在シーズン2が放映中であり、物語は完結していませんが新しい切り口で見る者を魅了するストーリーが満載です。異能力者と共存している世界のお話です。異能力者と普通の人間達との対決?とも取れる作品です。何気なく普通に暮らしているつもりの異能力者も普通の人間からすると立場や能力の違いもありますが、他の者に関しては害になる場合もあるという観点から物語は進んでいきます。XMENと違い突然変異で生まれたのではなく、作偽的に作られた存在だった事を話が進んでいくにつれて判明します。何の為に?と中々新しい観点で構成された話の内容に引き込まれていきます。異能力者=正義の人という先入観を見事にブチ壊してくれます。スーパーマンの様な能力者もいるし、アクアマンの様な能力者もいます。しかし勧善懲悪の人物ではありません。身勝手で子供の様に自己中で慢心的な出演者です。ヒーローものを期待すると裏切られます。アメリカのアメコミ物はXMENに代表される様に人種差別の問題であったり、男女の違い、性別だったり内面的なメンタルの部分の描写が多いのですが「ザ・ボーイズ」もその様なヒーローものではなくヒューマニズムな物語です。残酷描写も多少ありますが面白いです。機会があれば、是非ご覧になってみては。)

■和製ホラーの有名作を今こそ味わいたい時に見るべき映画

リング

(和製ホラーの代名詞ですが、海外でもリメイク作品が作られる等、今となっては幅広く知られています。私がこの作品を知ったのが大学浪人時代です。当時、文庫本を読み知ったのがきっかけで、続く「らせん」も同時期に読みました。その後、あれやこれやと言う間にTVドラマ、映画化し有名になりました。物語終盤のTVから出て来る貞子が印象的ですが物語の内容は当時では斬新なアイデアの作品でした。ただのホラー作品では無く、呪いが伝染するという仕組みがかなり斬新でした。原作を読んで作品を見ると数倍楽しめます。ただ貞子がTVから出て来るだけのホラー作品では無いのです。ビデオテープも今となっては過去の遺物ですが当時は全家庭にあるくらいの普及率でした。作品を詳しく知らない方は是非、ご覧になって下さい。)

■最後まで気が抜けない映画を見たい時に見るべき映画

スティング

(1973年の作品です。古典作と侮るなかれ、非常に優秀作で現在でも充分楽しめます。出演は「ハスラー」のポール・ニューマン、近年では「アベンジャーズ」にも出演しているロバート・レッドフォードです。違法賭博の金を強奪するというサスペンス的テイストもある作品です。最後まで目が離せない展開で見る者を飽きさせません。見終わったら、素直に面白かったと思うでしょう。未見の方は、見て下さい。)

■近年もあった人種差別問題の事件を知りたい時に見るべき映画

ミシシッピー・バーニング

(1988年の作品。当時、映画館で観賞しました。アメリカの人種差別の問題を議題にしたドキュメンタリーっぽい作品。当時、スーパーマンシリーズで悪役だったジーン・ハックマンが正義の捜査官役を演じていたのが印象的でした。KKKという集団が怖い集団だったんだなという事を認識した作品でもありました。近年もありましたが、有色人種の白人、黒人という問題はアメリカと言う国の歴史上、避けて通れないテーマとなっています。この作品を通して差別問題の実態と言うものが理解できると思います。他にも人種差別の問題の映画はありますが、悪役のジーン・ハックマンが正義の捜査官役だったのが印象的でこの作品を挙げました。)

■やってしまった事の後悔に悩む時に見るべき映画

ミスティック・リバー

(2003年の作品。ある誤解で取り返しのつかない事をしてしまう登場人物の物語。アカデミー賞は取れなかったが最多の6部門ノミネート作品。巨匠、クリント・イーストウッドの作品。見終えた後に残る感じもこの監督ならではの手法だろうか?見て損は無しの珠玉の一品です。未見の方は是非、見て下さい。)

■夢を取るか現実を取るかの選択時に見るべき映画

ミリオン・ダラー・ベイビー

(2004年の作品。こちらもクリント・イーストウッド監督の作品。公開時はエンディングに賛否両論があったが、リアリティーある演出とやるせない展開が心を打ちます。私自身、エンディングは見る者の捉え方かなと言うのが素直な意見です。一夜にしてシンデレラストーリーの階段を上る彼女の物語。最後は涙無しでは見られませんでした。TVでも何度か洋画劇場とかでも放送されています。見て下さい。)